「魂を抱きしめてー桜子(上巻)」
著者:吾意在野游 著
女性経営者がその草鞋を脱いで、「本を出す」と言ったら、普通は経営本である。「いや〜、一応、恋愛小説なんです」と聞いて、周りはぽかーんと口をあけた。「一応」の解釈は読者に任せることにしよう。「ほんまもんの幸せ」になると決めた主人公「冬野咲(トウノサキ)」の生き方がまるでドラマを見ているかのように展開される。その景色の中に数え切れないほどの花が登場する。また、装画の花は著者が楽しみながら描いたという。花いっぱいの「游(ゆう)ワールド」へようこそ!